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藤原道長、藤原公任…光る君へから読み解く平安時代のイケメン像

光る君へシリーズ
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大河ドラマ『光る君へ』は、紫式部の人生を軸に、平安時代の華やかな文化と、そこに生きる人々の情熱や葛藤が描かれています。

物語の中で、多くの女性が登場し、それぞれ異なるタイプの男性に惹かれていく様子が見えてきました。

恋愛至上主義の平安時代ではイケメンとはどのような男性をさしたのでしょうか?

現代のように女性が男性と間近で知り合うことがは貴族の女性にとってはない事でした。

だとすると、平安女子は平安男子の何にひかれたのか興味がわきませんか?

 

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平安女子にとってのイケメン像とは何だったのか?

光る君へのまひろ光る君へのまひろ

平安時代の女子にとって、現代のイケメン像とは異なる、独特の価値観が存在していたはずです。

一体それはなんだったのでしょうか?

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教養と才能

平安時代において、男性の美しさは外見だけでなく、内面からも求められました。特に重視されたのが、学問や和歌などの教養、そして詩歌や音楽などの才能です。

  • 藤原道長: 冷静沈着な政治家でありながら、和歌にも優れた才能を持つ。
  • 藤原公任: 美貌と知性を兼ね備えた家柄ばつぐん貴公子。
  • 源惟成: 優雅で繊細な歌人。

これらの登場人物は、それぞれ異なる才能を持ち、女性たちを魅了しています。

品格と立ち居振る舞い

身分の高い男性は、生まれながらにして高貴な品格を持ち、優雅な立ち居振る舞いが求められました。

衣装

身分の高さを表す美しい衣装を身につけ、常に整えた姿を見せる。

色合わせにも気を遣う必要がありました。

それは例えば牛車のすだれから、着物をほんの少し見せて、この牛車に乗っているのは、こんな人ですよ的な感じで、色合いでセンスや教養を見せたりということがありました。

言葉遣い

丁寧で上品な言葉遣いをし、素敵な和歌を贈る

「光る君へ」の中でまひろが代筆業をしていますが、平安時代の恋には歌がなくては始まらないものでした。

だからまひろのようなきれいな筆跡、教養のわかる和歌を作れる人が重要だったのです。

もちろん、上級貴族ならばお抱えの女官などに書いてもらうこともあったのでしょうが、そのような経済的に余裕のない下級貴族などは代筆を頼っていたようです。

これらの要素は、男性の教養と育ちの良さを表し、女性たちの心を掴む重要な要素でした。

強さと頼りがい

男性は、女性を守り、支える強さを持つことが求められました。

これは北面の武士と言われる京都御所の警備に当たっていた、吉田兼好が徒然草に残した内容なのですが…。

「女は会いたいと思ったときにその瞬間だけそんな気分になった相手と会っているのが一番気楽でわすらわしくない」

というようなことを残しています。

北面の武士で、警護の武士なので、それなりに鍛えていて筋肉質だったと思います。

もちろん徒然草の作者ですからそれなりに教養もあったことでしょう。

しかし和歌や教養のみの男性だけがイケメンだったわけではなさそうですね。

強さは、女性にとって安心感を与え、頼りがいのある男性として魅力的に映ったのかもしれません。

一途な愛情

平安時代は、男女関係が複雑な時代でした。しかし、女性たちは、自分だけに心を尽くしてくれる一途な男性に惹かれていました。

一途な愛情は、女性にとって何よりも大切なものであり、男性の魅力を大きく高める要素でした。

平安時代の女性は自分に100日間通わせて、101日目に入室を許すという事もあったようです。

平安時代の姫君たちも、現代同様に一途な愛情を求めていたのです。

ロマンティックな心

女性たちは、ロマンティックな心を持つ男性にときめきました。

  • 和歌: 美しい和歌を詠んで愛を伝える。
  • 贈り物: 珍しい品物や美しい花を贈る。
  • 密会: 人目を忍んで逢い引きをする。

これらのロマンティックな行為は、女性たちの心をときめかせ、恋を燃え上がらせました。

現代のイケメン像との違い

平安時代の日常風景平安時代の日常風景

現代のイケメン像は、外見的な美しさに重点が置かれていることが多いですが、平安時代のイケメン像は、外見だけでなく、内面的な要素も重視されていました。

  • 教養と才能
  • 品格と立ち居振る舞い
  • 強さと頼りがい
  • 一途な愛情
  • ロマンティックな心

これらの要素は、現代の女性にとっても魅力的に映るものでしょう。

むしろ現代の外見だけのイケメンぶりよりもいいのかもしれません。

教養やふるまいがその人の品格を知り、それが持てる要素になるとしたら、人を正当に評価されるじだいだったのかもしれませんね。

光る君への登場人物の中で、史実上のブ男とは?

道兼ポスター版道兼ポスター版

ずばりまひろの母を殺害した「道兼」ですね。

史実には「顔色が悪く、毛深く、粗暴だった」というようなことが書かれています。

道長の同母兄弟でこんなに悪く書かれているのは道兼だけです。

一番長子の道隆は人物的に優れているし、見た目も清らかだったとあります。道長の容姿はあまり見えませんが、ひょうきんな人物だったようです。

道兼は人物的にも問題があって、なかなか周囲から受けいられていなかったようです。

光る君の中でも境遇的に残念なかわいそうな人物だなと思ってみています。

 

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まとめ

ドラマ『光る君へ』は、平安女子のイケメン像を知る上で楽しめそうな話です。

物語に登場する男性たちを観察することで、現代とは異なる価値観に基づく美しさを見つけることができるのかもしれません。