環境にやさしい蜜蝋ラップは、最近注目を集めています。
しかし、市販の蜜蝋ラップは高価だったり、使い捨てのプラスチックラップからなかなか切り替えられない人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、100均の材料で簡単に作れる蜜蝋ラップの作り方をご紹介します。
手順はたったの4つで、10分程度で作ることができます。
ぜひ、おうちで簡単に蜜蝋ラップを作って、環境にやさしい暮らしを始めましょう!

蜜蝋ラップとは

蜜蝋ラップとは、蜜蝋から作られた布製のラップです。
密閉性があり、食品の保存に使用できます。
また、使い捨てプラスチックラップよりも環境にやさしいのが特徴です。
蜜蝋ラップのメリット

蜜蝋ラップのメリットは、以下のとおりです。
環境にやさしい
蜜蝋は自然由来の素材なので、使い捨てプラスチックラップよりも環境にやさしい。
繰り返し使える
水洗いして繰り返し使えるので、経済的。
密閉性が高い
蜜蝋の性質で密閉性が高く、食品の乾燥や酸化を防ぐ。
抗菌・防腐作用がある
蜜蝋には抗菌・防腐作用があるので、食品の鮮度を保ち、腐りにくくする効果があると言われています。
蜜蝋ラップの使い方
- 食材の保存
- 器のフタ
- サンドイッチやおにぎりの包み
- 小物入れ
蜜蝋ラップは、自分で手作りすることもできます。
100均の材料で作れるので、ぜひチャレンジしてみてください。
材料と道具
必要な材料と道具
布(コットン100%の布か麻布がおすすめ)20×20センチくらいのもの
蜜蝋(布の重量の3倍の量)
オリーブオイルやこめ油などの天然のオイル(布の重量の1/3の量)オイルはなくてもできますが、入れることで密着度が高まります。
道具
アイロン台
アイロン台が汚れるのを防ぐための段ボール(これは少し大きめを2つくらい用意しておく方がいいかもしれません。蜜蝋が垂れたらあとの掃除が大変です。)
クッキングシート
アイロン
材料
- 布
蜜蝋ラップを作るのに使用する布です。コットン100%の布か麻布がおすすめです。サイズは、20×20センチが使いやすいです。
一度作ってみて大きさを調節してみるのもいいかもしれません。
- 蜜蝋
蜜蝋ラップの材料となるものです。
100均や手芸用品店、養蜂屋さんなどで購入できます。個人的には養蜂屋さんで買うことをお勧めします。
また固形より粒状の蜜蝋で無漂白が安心です。
- 天然オイル
蜜蝋ラップの柔らかさを保つために使用します。100均や手芸用品店で購入できます。
道具
- アイロン台
蜜蝋を布に溶かすために使用します。
段ボールも一緒に用意してください。アイロン台を汚れるのを防ぎます。
- クッキングシート
蜜蝋が布に付着するのを防ぐために使用します。
- アイロン
蜜蝋を布に溶かすために使用します。
補足
- 布は、端切れでも使用できます。
- 蜜蝋は、100均や手芸用品店で購入できる蜜蝋ブロックを溶かして使用します。
ぜひ、上記の材料と道具を揃えて、蜜蝋ラップ作りにチャレンジしてみてください。
作り方
蜜蝋ラップの作り方は、以下のとおりです。
- アイロン台に段ボールを置いて、縦半分に折ったクッキングシートを敷き、そこに布をのせる。
- そこに計った蜜蝋と天然オイルをまんべんなくちらす。
- 2をクッキングシートでくるむように折り、上下も折っておくと安心です。
- 蜜蝋が布に馴染むまでアイロンをかける。
- しみわたったら、素早くクッキングシートを外し、乾かす。
ポイント
- 蜜蝋は、溶け始めるとすぐに固まってしまうので、素早く仕上げましょう。
- アイロンは、中温(80~120℃)でかけましょう。
- 蜜蝋が布に馴染むまで、しっかりとアイロンをかけましょう。
補足
- 布のサイズや厚さによって、蜜蝋の量を調整してください。
- 蜜蝋が固まったら、自然乾燥でもいいですが、冷蔵庫で冷やして固めましょう。
応用編

蜜蝋ラップは、さまざまな用途に使用できます。
以下のような応用編もおすすめです。
- 小さな布をいくつか作って、サンドイッチやおにぎりの包みとして使用します。
- 布を折りたたんで、小物入れとして使用します。
- 布を長く切って、器のフタとして使用します。
ぜひ、お好みの形や大きさの蜜蝋ラップを作ってみてください。
蜜蝋ラップの注意点
高温厳禁
蜜蝋は40℃で溶け始めます。
ですから電子レンジなど高温になるものの利用はできません。
また消毒になるからと高温のお湯などで洗うと蜜蝋が溶けてしまいます。
生もの(肉、魚、酸性のもの)には使用不可!
蜜ろうラップという名前ですが、プララップのようになんでも包めるわけではありません。
包むと衛生面でも気になりますし、食中毒の原因になる場合もあります。
冷凍保存はNG!
冷凍保存はできなくはないですが、しない方がよさそうです。
劣化もきになります。
冷凍での保存はプララップにする方が無難でしょう。
まとめ
いかがでしたか?
環境にやさしく、繰り返し使える、脱プラ生活に近づけるといいことがたくさんあります。
ぜひ、蜜蝋ラップを使って、環境にやさしい暮らしを始めてみてください。