2025年、国民的漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所(こち亀)』は
新シリーズアニメ化と完全新作ゲーム発表という、大きな節目を迎えました。
長寿作品であるこち亀ですが、実は家庭用ゲームの数は多くありません。
しかし、その少なさゆえに「一作一作の個性」がはっきりしており、
どれが特に面白かったのか、そして
新作には何が期待されているのかを語る価値があります。
この記事では、
こち亀ゲームの歴代作品一覧
その中で特に評価が高かった作品
なぜ“不評作”が生まれにくかったのか
2025年発表の新作ゲーム『両さんの商店街物語』
新シリーズアニメとの関係性
をまとめて解説します。
なぜ今「こち亀ゲーム」が再注目されているのか
2025年は、こち亀にとって特別な年です。
連載50周年を記念した企画が進行
新シリーズアニメの制作・展開
完全新作ゲームの発表
これにより、
「昔こち亀が好きだった層」
「最近また名前を聞いて気になった層」
の両方が検索している状態になっています。
特にゲームに関しては、
「そういえば、こち亀ってゲームあったよね?」
という再確認需要が強く、
歴代を整理した記事は今まさに“刺さる”タイミングです。
こち亀の主な家庭用ゲーム一覧【歴代まとめ】
まずは、こち亀の家庭用ゲームを整理します。
実質的に、広く知られている単独タイトルは以下の3本です。
ハイテクビル侵攻阻止作戦!の巻
発売日:1997年7月24日
機種:PlayStation
ジャンル:タワー防衛型シミュレーション
警視庁のハイテクビルを舞台に、
侵入してくる敵を迎撃するシミュレーションゲームです。
当時としては珍しいジャンル選択で、
両津をはじめとするキャラクターを
「防衛ユニット」として使う点が特徴でした。
中川ランド大レース!の巻
発売日:1997年8月29日
機種:セガサターン
ジャンル:立体ボードゲーム
中川が作ったテーマパーク「中川ランド」を舞台にした作品です。
すごろく形式でマップを進み、イベントやミニゲームをこなしながら
勝利を目指します。
勝てば天国!負ければ地獄!
両津流 一攫千金大作戦!
発売日:2010年6月17日
機種:ニンテンドーDS
ジャンル:ミニゲーム集(約40種類)
DSのタッチ操作を活かしたミニゲーム集で、
短時間で遊べる構成になっています。
歴代こち亀ゲームで「特に面白かった」と評価された作品
こち亀のゲームは、
いわゆる「神作」と呼ばれる圧倒的名作は少ない一方で、
大きく失敗した不評作もほとんど存在しません。
その中で、比較的評価が高いのが以下の2作です。
中川ランド大レース!の巻が評価された理由
この作品が評価された最大の理由は、
こち亀の世界観とゲームジャンルが噛み合っていたことです。
ドタバタ展開がすごろく形式と相性抜群
原作キャラが多数登場
勝敗よりも「過程が楽しい」
ゲームとしての完成度は高くないものの、
「友達と遊ぶと盛り上がる」
「こち亀らしさが一番出ている」
という声が多く、
歴代で最も“こち亀っぽいゲーム”と評価されています。
両津流 一攫千金大作戦!が安定評価な理由
DS作品は、突出した名作ではないものの、
ギャグとミニゲームの相性が良い
操作が分かりやすい
短時間プレイ向き
という点で、ファン向けとして堅実な作りでした。
「こち亀を遊ぶ」という目的に対して、
大きな不満が出にくい設計だったことが、
安定した評価につながっています。
なぜこち亀ゲームには「不評作」が少ないのか
ここは、他作品と比べて特徴的なポイントです。
理由はシンプルで、
タイトル数が少ない
無理なシリーズ化をしていない
原作人気に頼りすぎなかった
という点にあります。
また、こち亀は
「ストーリー重視」よりも
「ギャグ・日常・破天荒さ」が魅力の作品です。
そのため、
RPGのような重い構成
長時間プレイ前提
を避けた結果、
大失敗しにくいゲーム作りになっていたと言えます。
2025年発表の新作ゲーム
『こちら葛飾区亀有公園前派出所~両さんの商店街物語~』
2025年12月20日、ジャンプフェスタ2026で発表されたのが、
完全新作ゲーム
『両さんの商店街物語』です。
ゲーム概要
ジャンル:経営シミュレーション
開発:カイロソフト
舞台:派出所裏の商店街
プレイヤーは、両津勘吉たちと共に商店街を発展させ、
お店を建てて大儲けを目指します。
人間クレーン、鉄人レースなど、
原作エピソードを再現したイベントも多数登場予定です。
対応プラットフォーム
Nintendo Switch 2 / Switch
PlayStation 5 / PlayStation 4
Xbox Series X|S
PC(Steam)
iOS / Android
家庭用からスマホまで網羅しており、
過去作と比べても圧倒的に間口が広いのが特徴です。
なぜこの新作は「期待されている」のか
最大の理由は
カイロソフトが開発を担当していることです。
経営シミュレーションの実績が豊富
ドット絵との相性が良い
こち亀の金儲けネタと相性抜群
さらに、
200人以上のキャラクターが登場予定で、
マニアックなキャラまで網羅される点も
ファンの期待を高めています。
新シリーズアニメとゲームの関係性
2025年から発表された
こち亀の新シリーズアニメは、
若い世代にも届く形で再構築されると言われています。
この流れの中で、
アニメでこち亀を知る
ゲームで世界観を体験する
という導線が生まれやすくなっています。
特に『両さんの商店街物語』は、
アニメとの相性が非常に良く、
今後の展開次第ではシリーズ化の可能性もある作品です。
まとめ|こち亀ゲームは「今が一番面白い入口」
こち亀のゲームは、
数は少ないが個性がはっきりしている
大きな失敗作がなく、安定した評価
新作によって再び動き出している
という特徴があります。
過去作を振り返りつつ、
新作と新シリーズアニメをきっかけに
これからのこち亀ゲーム文化がどう広がるのか。
今こそ注目しておきたいタイミングです。