せっかく手作りした干し芋、どうやって保存すればいいの?そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
市販の干し芋と違って、手作りの干し芋は水分量が多く、保存方法を間違えるとカビが生えてしまったり、せっかくの美味しさが台無しになってしまいます。
この記事は、市販品よりも水分量が多い手作り干し芋に特化して、失敗しない保存方法を詳しく解説します。
この記事を読めば、あなたの干し芋をカビさせることなく、美味しく長持ちさせるベストな方法が分かります。
大切に作った干し芋を最後まで美味しく食べきるために、ぜひ参考にしてください。

手作り干し芋の保存方法3選:常温・冷蔵・冷凍
手作り干し芋の保存方法は大きく分けて3つあります。それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
常温保存のメリット・デメリット
メリット:
すぐに食べられる手軽さ
冷蔵庫の容量を使わない
干し芋本来の食感を楽しめる
デメリット:
カビが生えやすい
長期保存ができない(2〜3日が限界)
気温や湿度の影響を受けやすい
保存期間: 翌日まで
保存手順:
完全に乾燥させた干し芋を用意
通気性の良い紙袋や竹かごに入れる
直射日光を避け、風通しの良い場所で保管
湿度の高い日は特に注意が必要
重要なポイント: 手作り干し芋は市販品より水分量が多いため、常温保存は数日以内に食べきれる場合のみ推奨します。特に梅雨時期や夏場の常温保存は避けましょう。
冷蔵保存のメリット・デメリット
メリット:
カビの発生を抑えられる
1〜2週間の保存が可能
食べたい時にすぐ食べられる
デメリット:
乾燥しやすく、硬くなることがある
冷蔵庫の臭いが移る可能性
食感がやや変わることがある
保存期間: 1〜2週間
保存手順:
干し芋を一つずつラップで包む
ジップロックなどの密閉袋に入れる
冷蔵庫の野菜室で保管(温度変化が少ないため)
食べる前に常温に戻すとより美味しくなる
重要なポイント: ラップや密閉容器に入れることで乾燥を防ぎ、他の食品の臭いが移ることも防げます。野菜室での保管がおすすめです。
冷凍保存のメリット・デメリット
メリット:
数ヶ月の長期保存が可能(3〜6ヶ月)
カビや劣化の心配がほとんどない
美味しさと栄養価を長期間保てる
冷凍によって甘みが増すことがある
デメリット:
解凍に時間がかかる
食感が少し変わる場合がある
冷凍庫の容量を使う
保存期間: 3〜6ヶ月
保存手順:
干し芋を食べやすい大きさに切る
一回分ずつラップで包む
ジップロックに入れて空気を抜く
冷凍庫で保管
解凍時は冷蔵庫で自然解凍(6〜8時間)
重要なポイント: 手作り干し芋の長期保存には冷凍がベストです。小分けにして冷凍することで、必要な分だけ解凍できて便利です。
手作り干し芋の保存方法比較表
保存方法 | メリット | デメリット | 保存期間 | 保存手順 | ポイント |
---|---|---|---|---|---|
常温保存 | ・すぐに食べられる手軽さ ・冷蔵庫の容量を使わない ・干し芋本来の食感を楽しめる | ・カビが生えやすい ・長期保存ができない ・気温や湿度の影響を受けやすい | 翌日まで | ①完全に乾燥させた干し芋を用意 ②通気性の良い紙袋や竹かごに入れる ③直射日光を避け、風通しの良い場所で保管 | 夏場・梅雨時期はNG。翌日までに食べきる前提で。 |
冷蔵保存 | ・カビの発生を抑えられる ・1〜2週間保存できる ・食べたい時にすぐ食べられる | ・乾燥しやすく硬くなる ・冷蔵庫の臭いが移る可能性 ・食感がやや変わる | 1〜2週間 | ①1つずつラップで包む ②ジップロックなど密閉袋に入れる ③野菜室で保管 ④食べる前に常温に戻す | ラップ+密閉で乾燥と臭い移りを防ぐ。野菜室推奨。 |
冷凍保存 | ・3〜6ヶ月保存可能 ・カビや劣化の心配なし ・美味しさと栄養を長期間キープ ・甘みが増すことも | ・解凍に時間がかかる ・食感が少し変わる ・冷凍庫の容量を使う | 3〜6ヶ月 | ①食べやすい大きさに切る ②1回分ずつラップで包む ③ジップロックに入れて空気を抜く ④冷凍庫で保管 ⑤食べる時は冷蔵庫で自然解凍 | 長期保存はこれ一択!小分け冷凍で使いやすく。 |
【徹底比較】手作り干し芋にベストな保存方法はこれ!
使い分けのポイント:
翌日で食べきる場合: 常温保存
1〜2週間で消費予定: 冷蔵保存
長期保存したい場合: 冷凍保存
手作り干し芋は水分量が多いという特性を考えると、安全で美味しく長期保存できる冷凍保存が最もおすすめです。
カビや白い粉に要注意!保存中のトラブル解決法
カビ対策
カビが生える主な原因
一番の原因は水分量が多すぎる(完全に乾ききっていない)ということにつきます。
・風通しが悪い
・湿度が高い
・温度が高い
しっかり乾かすほうがいいんですが、そうすると、干し芋はカチカチになってしまうので悩むところです。
カビの見分け方
緑色、黒色、白色の綿状のものが付着
異臭がする
表面がベタベタしている
対策方法
干し芋をしっかりと乾燥させてから保存
密閉しすぎず、適度な通気性を保つ
湿度の低い場所で保管
定期的にチェックし、異常があればすぐに取り除く
注意: カビが生えた干し芋は絶対に食べずに処分してください。
一部分だけ取り除いても、見えないカビの菌糸が全体に回っている可能性があります。
白い粉について
干し芋の表面に白い粉が付いていることがありますが、これは多くの場合カビではありません。
かった干し芋にも白い粉がついている場合がありますよね。
白い粉の正体
サツマイモに含まれる糖分(主にブドウ糖)が結晶化したもの
「糖の析出」と呼ばれる現象
完全に安全で、むしろ甘みの証拠
カビとの見分け方
糖の結晶: サラサラした粉状、甘い香り
カビ: 綿状、異臭、ベタつき
白い粉が気になる場合は軽く拭き取っても構いませんが、そのまま食べても全く問題ありません。
まとめ:あなたの干し芋を最後まで美味しく食べきるために
手作り干し芋の保存方法について詳しく解説してきました。
重要なポイントをもう一度まとめます:
保存方法の選び方
数日で消費: 常温保存でOK
1〜2週間で消費: 冷蔵保存がおすすめ
長期保存: 冷凍保存がベスト
成功のコツ
しっかりと乾燥させてから保存する
密閉容器やラップを活用して乾燥とカビを防ぐ
小分けにして必要な分だけ取り出せるようにする
定期的にチェックして早めに異常を発見する
せっかく時間をかけて作った手作り干し芋です。
正しい保存方法で、最後まで美味しく安全に楽しんでください。
あなたの干し芋ライフがより豊かになることを願っています!