世界中の格闘ゲームファンに愛され続けている「ストリートファイター」シリーズ。
私はあまりアクションゲームは知らなかったんですが、朝の情報番組のメインキャスターの方がすごくファンで、しかもその場の皆さんもストファイのファンだそうで・・・。
そんなに人気なのか・・・と思っていたら、なんと2026年に映画実写化するそうです。
それでどんなゲームか調べてみると・・・。
今まで私が書いてきたゲームの中でもかなり上位クラスの人気ぶりで。
そこで思い出しましたのが、冒頭のメインキャスターさんの熱いストファイ愛。
妙に納得しました。
それで私なりに調べたのがこのまとめ記事になります。
1987年に初代が登場してから30年以上、アーケード(ゲームセンターなど)から家庭用、そしてeスポーツの舞台まで、多くのプレイヤーを熱狂させてきたようです。
しかし、長い歴史の中で「神作」と呼ばれる名作もあれば、「正直ちょっと残念だった」と言われる不評作も当然ながら存在します。
この記事では、ストリートファイター歴代シリーズを徹底的に振り返り、評価が高い神作と不評作を整理してまとめていきます。
2026年には新たな実写映画の公開も予定されており、シリーズ全体への注目が再び高まる時期です。
映画を楽しむ前に、ゲームの歴史を一緒に振り返ってみましょう。




ストリートファイターシリーズの歴史
そういえば、弟もやってたなぁと今になって思い出しました。
初代『ストリートファイター』(1987年)
シリーズの原点である初代は、アーケード向けに登場しました。
リュウとケンのみを操作できるシンプルな構成で、必殺技のコマンド入力もまだ難解。操作性も洗練されておらず、後の作品と比べると粗削りな印象です。
当時としては革新的でしたが、ゲーム性の完成度は低く、評価としては決して高いものではありませんでした。
このリュウとケンですが、ここでもかなり大きな人気に分かれるみたいです。
先述のメインキャスターさんもそれで大騒ぎしていましたよ。
世界を変えた『ストリートファイターII』(1991年)
格闘ゲームの歴史を変えたのがこの作品です。
多彩なキャラクターを選べるようになり、必殺技コマンドや対戦の駆け引きが確立。
リュウや春麗、ガイルといった人気キャラもここで登場しました。
世界中のゲームセンターを熱狂の渦に巻き込み、格ゲーブームを作り出したまさに神作。
多くのバージョン違いも登場し、長年にわたり遊ばれ続けています。
『ストリートファイターIII』シリーズ(1997年~)
「III」では新キャラ中心の構成となり、パリィ(ブロッキング)という高度なシステムを導入。
一方で、リュウやケン以外の既存キャラがほぼ登場しなかったため、当初はファンから賛否両論がありました。
しかし、シリーズ最終形である『3rd Strike』は対戦バランスの高さや奥深いシステムが再評価され、大会シーンで長く愛される神作として名を残しています。
いろいろ調べているうちに、私はこれが地味に一位かもしれん?と思っています。
多分弟が頻繁にしていたのはこのシリーズっだったような気がします。
『ストリートファイターIV』(2008年)
長らく停滞していた格ゲー市場を再び盛り上げたのがIVです。
グラフィックの3D化と従来の2D対戦の融合、ウルトラコンボによる爽快感が大ヒット。
アーケードから家庭用、そして世界大会まで盛り上がり、格闘ゲーム復活の立役者と呼ばれるにふさわしい作品です。
『ストリートファイターV』(2016年)
PS4とPCで発売されたVは、発売初期の評価が芳しくありませんでした。
コンテンツ不足やネットワーク環境の不具合が多く、当時のプレイヤーからは「未完成品」と批判されたほどだったんですね。
ただし、その後のアップデートや追加キャラで徐々に評価を回復し、最終的には完成度の高い作品に成長しました。
カプコンはそういうアップデートが素早いのがすごいところだと思います。
任天堂に比べると会社規模では小さいと思うので、そういう風通しのよさみたいなものがあるのかな?と思います。
『ストリートファイター6』(2023年)
最新作の6は、シリーズの集大成とも言える完成度です。
「ワールドツアー」モードで一人用でも楽しめる内容を提供し、対戦初心者でも入りやすい操作モードを搭載。
発売直後から高評価を集め、ストリートファイターを新しい世代に広めることに成功しました。
ここで発売になるまでにかなり長く期間があいてしまったんですよね。
神作ランキングTOP5
ここでは、シリーズを代表する「神作」と呼ばれる作品をランキング形式で紹介します。
私の勝手な欄器具だと思ってください。
第1位:ストリートファイターII
格闘ゲームの代名詞ともいえる存在。
対戦格闘というジャンルを世界に広め、後のゲーム文化に決定的な影響を与えました。
その格ゲーにかなり影響を与えたのがこのゲームです。
当時の熱気は今も語り継がれており、文句なしの歴代No.1神作です。
第2位:ストリートファイターIII 3rd Strike
高度な技術が求められるゲーム性は初心者には敷居が高かったものの、大会シーンでは伝説的な名勝負を生みました。
「EVOモーメント37」など、格ゲー史に残る名場面もこの作品から誕生。コアファンから圧倒的な支持を得ています。
何度も言いますが、私はこれは1位でもおかしくないゲームです。
しかし歴史を変えたといえるストリートファイターIIには負けてしまうかもしれないです。
第3位:ストリートファイターIV
2000年代後半の格ゲーブーム再興のきっかけ。
新旧キャラのバランスや初心者でも楽しめるシステム設計が光り、格闘ゲームを一度離れていた層も呼び戻しました。
これの牽引力はすごかったと思います。
第4位:ストリートファイターZERO2
「ZERO」シリーズの中でも完成度が高く、豊富なキャラクターと軽快な操作性が魅力。
当時のアーケードシーンでは特に人気が高く、家庭用移植版も高評価を得ました。
第5位:ストリートファイター6
最新作ながら、過去作の集大成的な出来栄え。
初心者からプロプレイヤーまで幅広く楽しめる仕様で、リリース直後から高評価を維持しています。
不評作ランキング
シリーズには神作ばかりでなく、不評を買った作品もあります。
ストリートファイター(初代)
記念すべき第一作ながら、操作性やキャラの少なさで評価は低め。
「ここから全てが始まった」という意味では重要ですが、ゲームとしての完成度は不足していました。
これは後で振り返るとって意味ですね。
キャラが少ないのが一番の原因で、その後のゲームの中の登場人物が増えていったのでそれがやはり大きな原因だと思います。
ストリートファイターV(発売初期)
初期状態でコンテンツが極端に少なく、オフライン勢からは「やることがない」と酷評。
ネットワーク対戦も不安定で、多くのファンが離れてしまいました。
ただしアップデートで改善され、最終的には名作に近づいた点は特筆すべきです。
ストリートファイターEXシリーズ
ポリゴン化したスピンオフ作品。
一部のファンには根強い人気があるものの、2Dから3Dへの移行に戸惑うプレイヤーも多く、シリーズ本編と比べると評価は伸び悩みました。
これは運が悪かったというところはあると思います。
ストリートファイターが愛され続ける理由
対戦格闘の基盤を築いた存在
ストリートファイターIIが確立した「一対一の読み合い」は、格ゲーの基本ルールとして今も受け継がれています。
そのようなゲームってそれまでなかったんですよね。だからストファイのファンはたくさんいるし、そこから離れた人も帰ってくることが多かったんだと思います。
世界大会での盛り上がり
そんなのあったんか??という気分ですが、毎年開催される「EVO」などの国際大会で、ストリートファイターは常にメイン種目。
名勝負が生まれるたびに新たなファンを獲得しています。
魅力的なキャラクターたち
リュウや春麗、ベガなど、個性的なキャラたちはゲームを超えて世界的に有名です。
ストリートファイターが格ゲーの時代を築くことができたのはこのキャラクターがいたからだと思います。
キャラクター名 | 初登場作品 | 特徴・概要 |
---|---|---|
◆ ストリートファイター(1987年) | ||
リュウ | Street Fighter(1987年) | シリーズ主人公。真面目な修行僧のような武道家。 |
ケン | Street Fighter(1987年) | リュウの親友でライバル。派手でアメリカンな格闘家。 |
サガット | Street Fighter(1987年) | 初代ラスボス。ムエタイの帝王として有名。 |
アドン | Street Fighter(1987年) | サガットの弟子。ムエタイを継承しながら独自の道を進む。 |
バーディー | Street Fighter(1987年) | 不良格闘家。後に「ZERO」シリーズで復活。 |
◆ ストリートファイターII(1991年) | ||
春麗(チュンリー) | Street Fighter II(1991年) | シリーズ初の女性キャラ。中国の捜査官で世界的な人気を誇る。 |
ガイル | Street Fighter II(1991年) | アメリカ空軍少佐。ベガに因縁を持つ。 |
ブランカ | Street Fighter II(1991年) | ブラジル出身。電撃を操る野性的なファイター。 |
ダルシム | Street Fighter II(1991年) | インドのヨガマスター。伸びる手足と火炎攻撃が特徴。 |
ザンギエフ | Street Fighter II(1991年) | ロシアのプロレスラー。投げ技が強力。 |
エドモンド本田 | Street Fighter II(1991年) | 日本の相撲取り。百烈張り手が有名。 |
ベガ(M. Bison) | Street Fighter II(1991年) | シリーズの宿敵。サイコパワーを操る独裁者。 |
バイソン(Balrog) | Street Fighter II(1991年) | 凶暴なボクサー。金と力に執着。 |
バルログ(Vega) | Street Fighter II(1991年) | スペインの暗殺者。クローと体術で戦う。 |
キャミィ | Super Street Fighter II(1993年) | 英国諜報部隊出身の暗殺者。女性人気が高い。 |
フェイロン | Super Street Fighter II(1993年) | ブルース・リーをオマージュした香港の映画スター。 |
T・ホーク | Super Street Fighter II(1993年) | アメリカ先住民の巨漢戦士。 |
ディージェイ | Super Street Fighter II(1993年) | ジャマイカの音楽家兼格闘家。 |
◆ ストリートファイターZEROシリーズ(1995年〜) | ||
ローズ | Street Fighter Alpha(1995年) | ソウルパワーを操る占い師。ベガと因縁あり。 |
ナッシュ | Street Fighter Alpha(1995年) | ガイルの親友。正義感あふれる軍人。 |
ダン | Street Fighter Alpha(1995年) | お笑いキャラ。ギャグ的な必殺技が多い。 |
春日野さくら | Street Fighter Alpha 2(1996年) | リュウに憧れる女子高生。明るく元気な人気キャラ。 |
コーディ | Street Fighter Alpha 3(1998年) | 元「ファイナルファイト」の主人公。後に市長に。 |
ロレント | Street Fighter Alpha 3(1998年) | 軍人風格闘家。元マッドギア幹部。 |
◆ ストリートファイターIIIシリーズ(1997年〜) | ||
アレックス | Street Fighter III(1997年) | ニューヨーク出身の若き格闘家。SFIIIの主人公。 |
いぶき | Street Fighter III(1997年) | 女子高生忍者。スピードが持ち味。 |
ダッドリー | Street Fighter III(1997年) | 英国紳士のボクサー。 |
ユン / ヤン | Street Fighter III(1997年) | 双子の中国拳法使い。 |
まこと | Street Fighter III 3rd Strike(1999年) | 空手少女。朴訥だが強力。 |
Q | Street Fighter III 3rd Strike(1999年) | 謎の仮面男。正体不明。 |
◆ ストリートファイターIVシリーズ(2008年〜) | ||
クリムゾン・バイパー | Street Fighter IV(2008年) | CIAの女性エージェント。ハイテク装備を使用。 |
セス | Street Fighter IV(2008年) | 人体兵器。S.I.N.社のボス。 |
ジュリ | Super Street Fighter IV(2010年) | 韓国のテコンドー使い。サディスティックな性格。 |
◆ ストリートファイターV(2016年〜) | ||
ラシード | Street Fighter V(2016年) | ハイテクを駆使する中東の青年。 |
ネカリ | Street Fighter V(2016年) | 魂を喰らう戦士。野獣のようなキャラ。 |
メナト | Street Fighter V(2017年 DLC) | ローズの弟子の占い師。 |
ルーク | Street Fighter V(2021年 DLC) | SFV最後の追加キャラ。後のSF6主人公格。 |
◆ ストリートファイターVI(2023年〜) | ||
キンバリー | Street Fighter VI(2023年) | ブシン流忍術の継承者。陽気な忍者少女。 |
ジェイミー | Street Fighter VI(2023年) | 香港の若き武闘家。酔拳を操る。 |
マリーザ | Street Fighter VI(2023年) | イタリア出身の巨体戦士。 |
マノン | Street Fighter VI(2023年) | フランスの柔道家兼モデル。 |
JP | Street Fighter VI(2023年) | 謎多き実業家。影の黒幕的存在。 |
ストリートファイターズ全作品一覧
一応今までのゲームをまとめました。
作品名 | 発売年 | 対応ハード | 特徴 | 評価 |
---|---|---|---|---|
ストリートファイター | 1987年 | アーケード | シリーズ初作。リュウとケンのみ操作可能。必殺技コマンドがまだ難解。 | 不評(粗削りで遊びづらい) |
ストリートファイターII | 1991年 | アーケード、SFCなど | 対戦格闘の礎を築いた歴史的作品。多彩なキャラ選択と駆け引き。 | 神作(格ゲーブームの火付け役) |
ストリートファイターII’(ダッシュ) | 1992年 | アーケード | バランス調整版。バイソン、ベガら四天王も使用可能に。 | 神作(改良版として人気) |
スーパーストリートファイターII | 1993年 | アーケード、SFC | 新キャラ4人追加。グラフィック・サウンド強化。 | 神作(完成度の高い進化版) |
ストリートファイターZERO | 1995年 | アーケード、PS、SS | 若きリュウや春麗を描く外伝的シリーズ。コンボ要素強化。 | 普通(キャラは魅力的だが未完成感あり) |
ストリートファイターZERO2 | 1996年 | アーケード、PS、SS | ZEROシリーズ最高傑作と評される完成度。豊富なキャラとバランス。 | 神作 |
ストリートファイターZERO3 | 1998年 | アーケード、PS、DC | 多彩なキャラと「ISM」システム導入。大会シーンでも人気。 | 神作 |
ストリートファイターIII | 1997年 | アーケード | 新キャラ中心で従来ファンには賛否。ブロッキング導入。 | 普通 |
ストリートファイターIII 2nd Impact | 1997年 | アーケード | IIIの改良版。システム調整と新キャラ追加。 | 普通 |
ストリートファイターIII 3rd Strike | 1999年 | アーケード、DC | 対戦バランスと奥深さで評価急上昇。名勝負の舞台となった。 | 神作(大会シーンの定番) |
ストリートファイターEX | 1996年 | アーケード、PS | 3Dポリゴンを導入したスピンオフ。オリキャラも多数登場。 | 普通(ファン層が分かれる) |
ストリートファイターEX2 | 1998年 | アーケード、PS | EXシリーズ続編。より洗練されたが知名度は限定的。 | 普通 |
ストリートファイターEX3 | 2000年 | PS2 | PS2ロンチタイトル。タッグバトル導入。 | 不評(評価が伸び悩み) |
ストリートファイターIV | 2008年 | アーケード、PS3、Xbox360 | 3D表現と2D対戦の融合。ウルトラコンボで爽快感。 | 神作(格ゲー復活の立役者) |
スーパーストリートファイターIV | 2010年 | PS3、Xbox360 | 追加キャラ・バランス調整。大会でも長く使用。 | 神作 |
ウルトラストリートファイターIV | 2014年 | PS3、Xbox360 | IVシリーズ最終形。全44キャラ、システム完成。 | 神作 |
ストリートファイターV | 2016年 | PS4、PC | 発売初期はコンテンツ不足で酷評。アップデートで改善。 | 不評→後に普通 |
ストリートファイター6 | 2023年 | PS5、PS4、Xbox Series X/S、PC | ワールドツアーなど新要素で幅広い層に人気。初心者モード搭載。 | 神作(新世代に受け入れられた最新作) |
まとめ
ストリートファイターシリーズは、神作と呼ばれる作品がある一方で、不評に終わった作品も存在します。
それはストリートファイターズだけじゃないんですが、やっぱり時代のなにかとか、ファンの気持ちと制作側の方向の違いとかいろいろありますよね。
しかし、試行錯誤を重ねた歴史があったからこそ、今のストリートファイターがあるとも言えます。
2026年には新たな実写映画の公開も控えており、再び注目度が高まるシリーズです。
ぜひこの記事を参考に、神作を遊び直したり、不評作を逆に体験して歴史を感じてみてください。
ストリートファイターは、これからも格闘ゲームの中心としてどんな進化があるのか楽しみです。
対戦ゲームは苦手ですが、昔弟がしていたゲームを引っ張り出してみるのもいいかもしれません。
