近年、防災意識は高まっていますが「結局、何をどれだけ備えればいいの?」と迷う方は多いのではないでしょうか。
豪雨や地震など災害が頻発するなか、ニュースや自治体の防災マニュアルには膨大なリストが並びます。
しかし現実的に、すべてを揃えておくのは大変です。
そんな中で注目を集めたのが、ソロキャンプで知られる芸人・ヒロシさんの「現実的防災」という考え方。
Yahoo!ニュースオリジナル特集で紹介された内容は、華美な備蓄や特別な装備ではなく、シンプルに“本当に必要なもの”だけを押さえるというものでした。
本記事では、そのヒロシ流「現実的防災」を整理しながら、家庭で取り入れられる実践的な備え方を解説します。
ヒロシが提唱する「現実的防災」とは
Yahoo!ニュース特集でヒロシが語った防災観
特集の中でヒロシさんは、防災を特別視せず「現実的にできることだけ備える」という姿勢を示しました。
災害時はパニックになるため、複雑な備えや大量の装備は役に立ちにくいというのです。
その根拠は焚火グッズを用意しても、街中や避難所では焚火できない・・・とか釣り針をいれて準備しても川や池でとってきた魚を調理して食べるのか?被災していてそんな体力が残っているとは考えにくいなぁ・・・などいろいろと考えさせられました。
ヒロシが枕元に靴を置かない理由
一般的に「地震のとき割れたガラスを踏まないために靴を枕元へ」というアドバイスがあります。
ところがヒロシさんは「枕元に靴を置いたことはない」と断言。理由は単純で、靴を探す余裕がない状況もあり得るからです。
つまり「実際に役立つのか?」を常に問い直すのがヒロシ流の考え方。
その内容として彼氏が遊びに来た時に、枕元に靴を置いているっていやじゃないですかってくだりは本当にそうだなって思いました。
ヒロシのシンプルな3つの備え
ヒロシさんが挙げたのは、水・カセットコンロ・羊羹。
「これさえあれば最低限、生き延びられる」という現実的な答えでした。
水:給水車やペットボトルの水の配布は弱者からなので、お年寄りや子供が優先。なかなか大人は当たらないと想定したほうがいいそうです。
カセットコンロ:特別なものじゃなくて普段家庭で使うイワタニとかのカセットコンロだったらお湯を沸かすことができるし、普段から使える
羊羹:被災して疲れているときに甘いものは絶対。
ということで、確かにそうだなって思いました。
ヒロシ的キャンプの知恵が生きる「現実的防災」
キャンプは生き延びるシミュレーション
ソロキャンプは、限られた道具で自然の中に身を置く行為です。つまり電気・ガス・水道がない生活の練習そのもの。
ヒロシさんの言う「現実的防災」は、キャンプ経験から導き出された実感に基づいています。
フェーズフリー防災の考え方
「防災グッズを押し入れに眠らせておく」ではなく、日常や趣味(キャンプ)でも使える道具を備える。
これが“フェーズフリー防災”と呼ばれる考え方です。
キャンプギアを揃えておけば、いざという時にそのまま使える──無駄のない備えになります。
必要最小限の準備
災害はいつ起こるかわかりません。
大切なのは“持ち運び可能で、すぐ使える最低限のセット”。
その視点で「水・カセットコンロ・羊羹」が選ばれているのです。
ヒロシ推奨!具体的に備えるべき3つのアイテム
具体的になにをそろえたらいいのって感じですね。
詳しく書いていきます。
水──最優先で確保すべき命の源
人間は水がなければ3日と生きられません。災害時には断水が最も深刻な問題になります。
先ほども書きましたが、水さえあれば食べなくても生きながらえることができるそうです。
逆に言えば、水がないと死ぬそうです。・・・たしかに。
1人1日3リットルを目安に、最低3日分(できれば1週間分)
ペットボトル水や、5〜7年保存できる長期保存水がおすすめ
下の商品は日本産なのと、日本のメーカーが製造しているので、長期保存ということもあり、これを買っています。
この長期保存とあわせて、ローリングストックしながら通常の水も買っています。
500MLのボトルがそのまま飲みやすく、洗い物をや紙コップを使わなくても済むようにこのサイズがおすすめかなと思います。
ヒロシさんは浄水器も推奨されていました。
ヒロシさんはどこの浄水器がおすすめとは言われていなかったんですが、この浄水器は日本企業のもので、信頼できるかなと思っています。
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カセットコンロ──調理・お湯・暖をとる万能ギア
停電やガス停止のときに役立つのがカセットコンロ。お湯を沸かせばインスタント食品も作れ、湯たんぽで暖をとることも可能です。
特に信頼性が高いのは「イワタニ」のカセットフーシリーズ。
燃料ボンベもコンビニで手に入りやすく、災害時の安心感が違います。
私もこれを持っていますが、普段からおうち焼肉の時や鍋するときなど、重宝しています。
家がオール電化なので、違う熱源とという意味でも常備しています。
このカセットコンロも一人当たり6本から7本くらいを推奨されていました。
下の商品は私が使っている商品です。
焼肉やたこ焼き、鍋などがセットされていて、便利です。
焼肉はスモークレスなので、家の中で使ってもあまりにおいが気にならなくていいですよ。
ほかの鍋がない商品と比べると少し値段がたかくなりますが、被災して疲れたときにこれで焼くだけとか、ゆでるだけって時に便利です。
このカセットコンロは備蓄用だそうです。
羊羹──小さくて長期保存できるエネルギー源
井村屋の「えいようかん」は防災用食品としても有名。
5年保存可能
個包装で持ち運びやすい
甘さでストレス緩和にも役立つ
非常時に心強い“現実的な非常食”です。
これは私も常備しています。
本当はとらやの羊羹が好きですが、虎屋は1年が賞味期限みたいですし、高いのと、すきなのであれば食っちまうって感じで・・・やはりそれは防災用の羊羹を常備しています。
このえいようかんはチョコ味もあるようです。
でも個人的にはチョコ味買うなら、味を変えてビスコのほうがいいような気がします。
キャンプ道具を現実的防災に活かす方法
LEDランタンとヘッドライト
停電すると真っ暗になります。ロウソクよりも安全で明るいのがLEDランタン。
ヘッドライトは両手が使えるため避難時に最適です。
またろうそくもいいんですが、地震の被災の場合は火をともすのは揺れて倒れたらって考えたら火事にもつながりますし、そのあたりも考えなくちゃいけないなと思います。
寝袋・マット
避難所や車中泊で体調を崩さないために、寝袋やエアマットが役立ちます。
寒さから身を守ることは、命を守ることに直結します。
ひろしさんは猫を飼っているので、基本的に在宅非難を推奨されています。その際には布団で十分なんだと。
でももし自宅が危険な場合にはやはり必要なのかな?とも思います。
一応、我が家はコストコで寝袋とマットは購入しています。
ポータブル電源・ソーラーパネル
スマホ充電や電気毛布の利用など、現代人には欠かせない電力。
キャンプ用ポータブル電源は災害時にも強い味方です。
まとめ|ヒロシ流「現実的防災」から学ぶこと
ヒロシさんの防災論が注目されるのは、「豪華な防災セット」ではなく「現実的に役立つもの」だけを見極めている点にあります。
水:最優先で備える
カセットコンロ:調理・暖房の万能ギア
羊羹:小さく長持ちするエネルギー源
これらに加えて、キャンプ道具を日常でも使いながら備えておけば、防災のハードルはぐっと下がります。
「防災は特別なことではなく、日常の延長線上にある」──これがヒロシ流の現実的防災。今日からできる一歩として、まずは水とコンロ、そして羊羹を揃えてみてはいかがでしょうか。